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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角 [DVD]プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角 [DVD]
(2008/09/26)
モリー・リングウォルドハリー・ディーン・スタントン

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 高校時代からビデオで何度見たかわからない映画。
脚本家ジョン・ヒューズのミューズだったモリー・リングウォルドのために作られた映画。
いわゆる「いいひと」と「好きなひと」は違うんだもんという女子映画の名作にして学園映画の名作。

 オープニングの曲からして、モリーの好きな曲「プリティ・イン・ピンク」
モリーは本当にピンクの似合う女の子でこの映画でもサーモンピンクからローズピンクまでいろんな種類のピンクを着こなしてる。

 ヒロインのアンディは親孝行でお金がないなら知恵で勝負とばかりに古着をセンスよく仕立て直すつつましさがいい。(ぶすっとした顔してるけど)少女小説のヒロインのようにけなげないい子だ。

 あこがれの彼と初デートのあと玄関の前でキスをして扉を閉めるなり、「きゃああああああ」と叫ぶところや、

 「脚はがくがくした?」と女友達に聞かれて
 「全身がっくがく!」と話すあたりは懐かしくて胸が熱くなった。

 豪邸に住む彼に自分の家を見られたくないってところや、ロッカーの前で
 「はっきり言って!私とつきあうのは恥ずかしい。一緒にいるのを見られるのは恥ずかしいって言いなさいよ!」
と問い詰めるところとか忘れられない場面がいろいろ。

 チョココロネを頭にのっけたような柳沢慎吾似のダッキーはおもしろい子だしアンディをばかにした金持ちボンクラ(若いジェームズ・スペイダー。やせてる)を殴ろうとして殴られるしで、それだけでもいい男なのに一緒にプロムに行ってくれた上に、最後に「行けよ」とアンディの背中を押してくれる。本当にいいやつ。泣ける。

 はじめて見た時はラストに違和感があったけど、これは撮り直しのため。

 最初の結末はテスト試写の結果が良くなかったこと、ヒロインのモリー・リングウォルドが落ち込んだこと、
 「金持ちの子と貧乏人の子はグループの差を越えられない」というメッセージだと受け取られるのを恐れたハワード・ドゥイッチ監督がラストを撮り直して反対の結末にしたから。

 脚本家のジョン・ヒューズはラストを変えられたのが不満で、ほとんど同じ三角関係ものの『恋しくて』を別に作った。モリー・リングウォルドにも出演要請したが拒否されてしまい、以来二度と一緒に仕事をしなかった。

●もうひとつ
 ジーナ・ガーションの映画デビュー作。体育の時間にいる子。今とほとんど同じ。

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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986) – goo 映画

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