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エバーラスティング 時をさまようタック [DVD]

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■■■『エバーラスティング 時をさまようタック』2002年
公式サイト

昔、古本屋で見つけた『キャンディ・キャンディの謎』という本に「キャンディはアンソニーとテリィのどちらが本気だったか」ということが書いてあった。

その答え「12の恋と16の恋は違う」

つまり答えはテリィ。
だってアンソニーを好きだったのは12歳だったのに対して、テリィに恋をしたのは16歳だったんだもの。
本には書いてなかったけど、女の子は後から好きになったひとが一番好きなんだしね。
(別名:上書き理論)

現実問題として、16歳の恋は性的なものがからんでくるし。
それ以来「12の恋と16の恋は違う」というフレーズは私と友達の間だけで通じるジョークになった。

『エバーラスティング 時をさまようタック』は山崎まどかさんの著書『ときめきのガールズ・ムーヴィ 女子映画スタイル』で「すべての女子に潜む「12歳のハート」を直撃する極上のディズニー・ファンタジー」と書いてあったので見ました。

主演のアレクシス・ブレデル(『ギルモア・ガールズ』)は少女マンガのヒロインにぴったりな清楚な愛らしさだし、相手役の「永遠の17歳」ジョナサン・ジャクソンはローティーンの(特に日本の)女子が思い描く王子様にぴったり。

ただひとつ、原作の少女は10歳くらいなのに対して映画のほうは15歳の少女なんですよね。
ティーンにしたぶん、恋の場面が甘くなってきます。
ヒロインのウィニーに迫られる決断をめぐって、この映画をみた女の子の間で意見が分かれそう。

これはすごくまじめに作られた少女マンガ映画だと思う。
女子にはすごく受けるけど、男子には受けなさそうなところもローティーン向けの少女マンガっぽい。

私が「少女マンガ映画」というときは褒めてると思ってもらっていいです。


●気になったこと●
「永遠の命」を持つ17歳の美少年との恋。
森の奥に住む「不老不死」の一家。
そして少年と共に「生きる」かどうかの選択を迫られる少女。

草原で遊ぶふたり、草原で寝ころぶ少女。
そして高い所から森の大自然を見せる少年。
はじめてのキス。

・・・・・はい。何かを思い出しません?

この映画は2002年。
永遠の命を持つ17歳のヴァンパイアと人間の少女が草原で寝ころんでいる夢をアメリカの主婦ステファニー・メイヤーがみたのは翌2003年の6月です。
その夢をベースにステファニー・メイヤーは小説『トワイライト』を書き始めました。

『エバーラスティング 時をかけるタック』の原作本は1975年発売の児童文学だから少なくともそっちは知ってたかもしれませんね。

原作本の翻訳者小原亜美さんによると「『トワイライト』は世界中の女子魂に火をつけた」んですもの。
女の子の心が震えるものはいつだってそんなに変わりはないんです。きっと。

●『エバーラスティング 時をさまようタック』予告編 2002年



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