あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。
今年もよろしくお願い申し上げます。
はじめに言うと、今年は映画館で見た映画は十数本、DVDも今年の映画はそんなに見てません。(安くなってから見るほうなので)
よって評判のいい『ミルク』も『レスラー』も見てないし、『くもりときどきミートボール』、『ボルト』、『チェンジリング』それに『母なる証明』も見てません。
そのことを念頭にいれてTOP10は選ばず、8本ぐらいにしておきました。
10本無理にいれると「マンマ・ミーア」と「トランスフォーマー/リベンジ」と「オーストラリア」とかの中でどれにしようかって迷わなくちゃいけなくなるから。
ではどうぞ↓
▼『トワイライト/初恋』
映画史に残るかどうかはわからないけど女子映画的には大傑作。
この映画には魔法がかかってるから。
(私は原作の大ファンなのでフィルターがかかってます。笑っちゃうようなところがあるのも含めて映画も好きなんです)
▼『グラン・トリノ』
こどものときに日曜洋画劇場でイーストウッド爺ちゃんの映画を見てた世代、クリントが右手を上着の下に入れるだけで「来るぞ来るぞ」とわくわくしてしまう世代なら、「落とし前のつけ方」にイーストウッドが今まで演じた役の集大成を見てしまう。
朝鮮戦争に従軍してフォードの元組立工で、そばに越してくるのは大嫌いなアジア人で、それはアメリカに味方したばかりに迫害されたモン族で・・・という、アメリカの歴史もちゃんと踏まえてる。
爺ちゃんにとって「車」の意味は重い。
『タイトロープ』や『ガントレット』における女性の役割を思い出したんだけど、それ考えると爺ちゃんってやっぱり変態だよね?
▼『スラムドッグ$ミリオネア』
冒頭、いきなりぼっとん便所に飛び込んでウ○コまみれになる主人公に度肝を抜かれ、美しいキスで終わったのかと思ったら最後になって思い出したような唐突な群舞で終わる。
とりあえず走らせておけとでも言わんばかりの演出は勢いがあってよかった。
▼『愛のむきだし』
カンフー、パンチラ、虐待、宗教、純愛、盗撮、笑い、変態とジャンル分け不能のカオスのような映画。4時間弱で飽きないのもすごい。
盗撮の師匠みたいな謎の男は唐○俊一?(似てるよね)
主演の西島隆弘は変態なのにすれてなくて女装が似合うという難しい役をやってるし、体も動く。
西島隆弘がいなかったらこの映画は成立しない。よく見つけてきたと思った。
▼『愛を読むひと』
はじめは体だけだったのに、何が何だかわからないままつらい恋に落ちた少年の表情が切なかった。
あのままつきあっててもうまくいくわけないんだけど。
▼『私の中のあなた』
ソフィア・ヴァジリーヴァがうますぎて、本当に母親になったような気持ちで見てしまった。
時制がよくわからないところがあるけど、闘病のつらさをきちんと描いてるし妹が移植を拒否する裁判でミステリーのような展開になるところも良かった。
▼『パイレーツ・ロック』
学校を退学になった少年が男ばっかりの船に乗せられて疑似家族のようになるところと60年代のロックが素晴らしい。
役者さんが今までとは180度反対の役をやってるのも意外性があって楽しい。
▼『リリィ、はちみつ色の秘密』
これも60年代に自分の家を出て、外の世界で疑似家族を形成する話。
こちらはアメリカの南部なので公民権運動とモータウン。
公民権運動の後とはいえ、南部の人種差別がどんなものだったかがよくわかる。
ダコタちゃんは本当にいい女優だし、三人姉妹の一番下を演じたソフィー・オコネドーが良かった。(年齢的には一番上じゃ?)
■■■ワースト■■■
▼『ニュームーン/トワイライト・サーガ』
前売り券を何枚も買ってしまったので、何度も行くことになっちゃって、見るたびに眠さが増していった。
あんなにつまらないと他の人に券をあげるのもためらうし。
私は原作(単行本で4~6巻、文庫本で「トワイライト Ⅱ 上・下」)が大好きなので見方が少々きついけど、省いちゃいけないところばかり省いたために「原作通り」なのにまったく違うものになってしまった。
原作をつかんでいたハードウィック監督を追い出して、『ライラの冒険』のクリス・ワイツを雇ったのはまったくの失敗。
彼は原作をただ「読んだら暗い話だった」という理解のもとで「つくればヒットするのが決まってた映画だったから気楽」だという浅い根性で仕事をしたために、前作にはあった魔法も化学反応もすべて消えてしまった。
いけてる男を半裸にしてふらふら歩かせればいいってものじゃないのよ。
謹んで「駄作」の名を献上したい。
2 Responses
♪ともみさんへ♪
2010年あけおめ~~~♪ヽ(喜 ̄∇ ̄*)人(* ̄∇ ̄嬉)ノ
今年も仲良くしてくださ~~い♪
ではでは、ご挨拶だけで失礼します(o*。_。)oペコッ
★マンゴぷりんさんへ
あけましておめでとうございます。
こちらこそ仲良くしてくださいね。