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語り語る語られる

物書きには二つのタイプがある。
マンガでいうと欄外やハンパに余ったページに自分語りをしない、私生活の情報を出さない人。

もうひとつは欄外やハンパに余ったページにマンガ作品以上に本人のキャラが出てくる人。
こういう人は下手するとマンガそのものより、作者の私生活のほうがおもしろかったりする。
フィクションよりもエッセイにシフトしたほうが成功したりする。

自分語りする、しないというのは男女の差はあるようでない。

男だろうが女だろうが、何の話をしてても自分の話にもっていく人はいるし、自分のことは極力語らないようにして対象物だけを語る人がいる。

たとえば、TBSラジオのキラキラに出てくる小林信也さんというスポーツ・ジャーナリストはスポーツそっちぬけでカツラ話とオレ話ばかりで変わった人だと思っていたら、別の曜日のレギュラーである吉田豪さんに過去の作品を掘り返された。
爆笑本だった。

吉田豪さんはプロのインタビュアーで、「自分のことは極力書かない」と公言してる人なので「ジャーナリスト」と言いつつ自分の妄想しか語ってない本は気になってしょうがないだろう。

この放送以後、番組のパーソナリティーまで小林信也に面と向かって「今回はちゃんと取材したんですかあ?(笑)」と聞くようになった。
この本の場合、ナルシシズムが尋常じゃないところがまた痛すぎる。バカにされても無理ないわな。

▼吉田豪が語る「小林信也:YOSHIKI本:前篇」

▼吉田豪が語る「小林信也:YOSHIKI本:後編」

▼番外編:吉田豪が語る「小林信也:ロードウォリアーズ本(名作!)


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