プレシャスはとんでもなく太っている。
16歳なのに読み書きも満足にできない。
そして妊娠している。しかも2度目。
最初のこどもはダウン症だ。
町を歩けば少年たちにからかわれ、どつかれ、家に帰れば母親に殴られ、なじられる。
プレシャスはよく幻想を見る。
キラキラした世界で、ハンサムで色の白いボーイフレンドがいて、スターのように喝采を浴びる。みんな私を愛してる。
だが実際の世界は醜い。
どこにも救いはない。
妊娠がばれて学校を追い出されたプレシャスは、フリースクール(代替学校)でレイン先生に出会う。
美しいレイン先生は、プレシャスに辛抱強く読み書きを教え、書くこと、自分の好きなこと、生活を表現することをすすめる。
プレシャスは、自分の世界を語り始める。「私は料理が得意です…」
そして誰かが自分を見つけて、救ってくれることを夢見ていたプレシャスは少しずつかわりはじめる。
誰かが救ってくれるのを待つのではなく、まずまわりの友達や、先生を愛すること、小さなこどもを愛すること。
他の世界を知ることはプレシャスを少しずつ変えていく。
ソーシャルワーカー役のマライア・キャリーには驚いた。
マライアはここではいつも寝転んでる行儀の悪いスーパースターではなく、プレシャスや母親(モニーク)の悲痛な声を聞く地味な女性を好演している。
本当に見直した。
看護士役のレニー・クラヴィッツも思わぬチャームだった。
今まで彼に興味なんてなかったのに。
母親というより「女」だったモニークも素晴らしかった。
教育ってなんのためにあるの?という答えのひとつがここにある、かも。
リンク:『プレシャス』公式サイト
◆追記:
物語の舞台は1987年で、なぜこの時代なんだろうと見ている間ずっと考えていた。
原作がそうだからってこともあるだろうけど(原作者はこの時代に教師をしていた)
後半に、あることでその意味がわかったような気がした。
あれは1987年当時はほとんど「死の宣告」である。(現在は必ずしもそうではない)
2 Responses
レビュー凄い!
観てないんですが、1本観たような満足感と感動が(´;ω;`)ウゥゥ
>疲れてるのにわざわざコメント書いてくれてありがとうございますー。
いえいえ、とんでもないです~♪趣味なので(^ー^;A
最近は中々他のブログが覗けなくて。
オフはあるんです~用事に振り回されてるだけで・・
>私もそれを想像してました(爆
ともみさんも同じで安心しました(爆)
>インタビュー受けてる最中に突っ込んでいったらまずいだろうに…。
レッド・カーペットで信じられませんよね~(>▽<;;アセアセ
初め観た時、発狂したのかと思いました。
>映画始まった頃は大の仲良しだったのにどこでこんなことに…。
思うと、2人の気質って全然違いますよね。
職人気質でプロ意識の強いクリスと遊び人で仕事より男のニッキーでは。
映画で長い時間共演して意気投合したわけでもないし、内気なクリスと世話好きで社交的なニッキーがくっついただけのような( ̄~ ̄;)
エクリプスの撮影中は一緒に出かけたり仲良かったけど、K-11を降板した頃、何かあったんでしょうね。
以前、降板の理由を訊かれて濁してましたし。
パリスと別れた発言のインタビューのとき、「4ヶ月前から色々な人と(関係?)向かい合ってきた」みたいなことも言ってました。
パリスと別れて寂しくて?(以前、クリスとMAと3人で行動してたように)ロブステンの仲間に無理やり入ろうとして何かトラブったのかな~?(^ー^;A
>ニッキーは演技力はイマイチなんですよね。
ともみさんもそう思います?
私はカレン家の中でニッキーのロザリーの演技だけ浮いてるように感じるんです。
食器割った時やセリフもいちいち不自然で学芸会か?って思っちゃったりします(←ヒドイ)
ロザリーが強気なキャラでも、あの能面のような無表情とロボットのような動きは・・シーー( ̄、 ̄*)ーーン
>将来も女優としてやっていきたいんだったらもうちょっとお勉強したほうがいいよって感じなのに。
パリスと別れた発言のインタビューで「そろそろ私は(←今頃?)自分のことを考える時期ね(仕事についてだと思う)」って言ってましたw
でも、そんな感じじゃないですよね~
インタビューで(プレミアで)NYやロンドンに行けそうで楽しみ♪ってルンルンしてましたもんw
前から彼女のインタビューってどこ行くとかそんな感じですよねw
>親友ともおかしくなっちゃうなんて。
ニッキーは以前の親友、エヴァン・レイチェル・ウッドとも仲たがいしてますよね。
恋人といい、他人と長続きしないタイプなのかも。
あのレッド・カーペットでの取り乱し具合を見てると、一見人懐こくて世話好きだけど他人との距離感がなく図々しくてヒステリーそうで私は友達になりたくないって思っちゃいますw
>「それで?○入はしたの?」とかモロな単語使ってはっきりさせようとするところが見物でした(え?こんな映画じゃなかったっけ)
(*≧Д≦)ノ彡☆ギャノヽノヽノヽノヽ!! ノヽ゛ンノヽ゛ン!
そんな映画ですwww
>一般の人が描くことはまずなさそうな代物ですねw
イートン校も眩暈がしましたよ。
出っ張りが何て多いんだろうとw
向こうの学校はやたらと塔があるしw
>一作目はキャスティングに口も出せなかったそうだから。。。。
エェェエェェΣ(`Д´||)エェェェェエ
そうだったんですか~~~!
出世しましたねw(え)
>編み物やる子って日本でもいないのにねw
(,,・`ω´・)(,,-`ω´-) ))ウィッ!!
毛糸買うより既製品買った方がずっと安いからお婆ちゃんもしなさそうです(^◇^;)
彼女は悪戯描きもよくしてるからクリエイティブなことが好きなんでしょうね。
プロモのインタビューだと(料理チャンネルにはまってると言ったら、料理について訊かれまくりだそう)
最近は裏庭で取れる果物でパイを作っていてビワパイにはまってるそう。
意外に美味しいんだそうです。
野外パーティーでは20人分の料理も作ったそうですΣ( ̄ロ ̄;)プロ?
料理が全然できないと言ってたロブが飢え死にしそうじゃなくて良かったです(笑)
ロブの昔からのイギリスの友人、アンドリューがスパイダーマンに決まりましたね!ビックリ!!!
クリスがイエローで共演したエディはトニー賞の最優秀演技賞もらったし、ブリッツの活躍凄いです!
最近、大雨が多そうですが大丈夫ですか?
こちらは入梅したとたん、あまり降りません。
気をつけてくださいね♪
(長くなってすみませんm(。≧ _ ≦。)m テキトーにスルーしてください)
★★★マンゴぷりんさんへ★★★
うわあ。この記事気に入っていただけたんですね。うれしいです。
>ニッキー
友達とだめになっちゃうなんてますます「サーティーン」のイメージが…。
あれほとんど彼女の自伝でしょうし;
ロブステン仲間に入ろうとしてトラブったかもしれないって私も思います。
一緒に遊んでるうちはいいんだけど仕事で組むといろいろ食い違いがでちゃうでしょうし、嫌なところも見ちゃうでしょうし。
友達と仲違いするっていうのはつらいことだから、二人ともちゃんと乗り越えられたらいいなと思います。
>ニッキーの演技力
うんうん。食器割ったとき不自然でしたよね。
他がプロとしてちゃんとしてる人たちだから、ニッキーの「腰掛け」感が浮いちゃうんですよね。
「サーティーン」も他が素晴らしいだけに彼女だけ素人みたいだし(脚本だってしてるのに)
>エヴァン・レイチェル・ウッドとも仲たがい
えっそうなんですか。
そういえば彼女の姿を見ないと思ってました。
>一見人懐こくて世話好きだけど他人との距離感がなく
さすがマンゴぷりんさんw
そんな感じですw
>イートン校
あんなのも描いてますか!
確かに塔ばかりでおそろしく手間がかかりそうw
お疲れ様です。
>庭のビワでビワパイ
ひええええっ ビワパイなんてあったんだw
すごいわ、クリス。。。。
役者じゃなかったらそちら関係で成功したかも。
20人分の料理って…ケータリング業者かw
いい女の子捕まえたもんだw
アンドリューがスパイダーマンで…
決まりましたねー。27歳でしたっけ。
若返るって聞いてたから、年聞いて驚いたけど満場一致だったそうだから、きっといい役者なんでしょうね。
エディもすごいですよね。トニー賞なんて!
去年、こちらはゲリラ豪雨に悩まされたので梅雨になっても「まだたいしたことない」と思っちゃいました。
Q州でも本格的に降るのは7月になってからなんですよね。毎年。
今年はあまり暑くないといいですね。