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Archive for the ‘キス’ category

キスの魔力

「最初のキスには魔力がある。
二度目はずっとしたくなる。
三度目はもう感覚がない。それからは女の服を脱がせるだけだ」

レイモンド・チャンドラー作 清水俊二訳
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

ええ、昔から「色の白いは七難隠す」といいまして色白の女性は他に少々難があってもきれいに見えるといいますな。
それと同様にガールズトークで「男の背が高いのは七難かくすね!」という話になるくらい、少々欠点のあるお顔立ちでも背が高いとまあ、かっこよく見えたりするもんです。
同僚が「背が高いのは・・・」と言った後、調子にのって「キスが上手なのは七難隠す」と言いかけてやめたことがあるのは内緒(爆)

ええと、なんだっけ。
まあキスシーンを職業にする女優さんの間でもひそかに「上手なんだって!」と噂になる俳優さんというのはいるものでして、私が聞いたことがある範囲で挙げていきたいと思います。

  • ジェームズ・マカヴォイ

  • 推薦者:キーラ・ナイトレイ、アンジェリーナ・ジョリー、アン・ハサウェイ
    (ソース:TV TARO2009年12月号)

  • 『ナルニア国物語』のタムナスさんが!!

    草食系男子のように見えるのに「ラブシーン」のベテランたる(?)人気女優たちがこぞって彼の名前を挙げるんだって。
    「彼女たちはラッキーな女優さ(笑)」と言ってのけるところも憎たらしい。

    ええと、今度ゆっくり観察させてください(照)


  • ウディ・アレン

  • ○推薦者:エリザベス・シュー(ソース:映画秘宝)

    「世界中にアイラブユー」でキスシーンがあることを知ったジュリア・ロバーツが怖気をふるっているとエリザベス・シューが「何回あるの? 増やしてもらいなさいよ」と一言。

    「とっても上手だから」とお勧めされたジュリアがどう思ったかは不明。

    前にも書きましたが、たとえ「世界で一番キスがうまい男」でもウディ・アレンとはキスしたくないという女が大部分じゃないかと思う。
    (性格悪いしロリコンだし、養女(ただしくは内縁の妻の養女)に手を出す本物のワイルドマンだしねえ)


  • シャイア・ラブーフ

  • ○推薦者:ミーガン・フォックス
    (ソース:映画秘宝、ハリウッドチャンネル

    仕事でキスするのは大嫌いなミーガンが「シャイアはキスが上手」「シャイアとのキスは大好き」と言った記事が『トランスフォーマー/リベンジ』の公開に合わせてのりました。

    映画みてる限りではこのふたりに火花が散ってるかどうかっていうのは疑問です。

    ミーガンが本気で言ってたとしたらジェームズ・マカヴォイに次ぐ「実はすごいんです」系?


  • ロバート・パティンソン

  • ○推薦者:クリステン・スチュワート、世界中の女子

    来日した時のイベントで「噛まれるのとー、キスされるのはー、どっちが気持ちよかったですかあ?」と日本のファンに聞かれ、さんざん照れたあげくに真っ赤になって「わからない」と答えたクリステン。

    オーディションで選んだロブとのキスはやっぱり気持ちよかったんだ(おい)

    火花が散ってるキスが見たかったら世の女子は『トワイライト/初恋』を見るべし。
    本当にびっくりしたから。

    それとね、これ読んで「うまいキスってどんなの?」と聞かないでね。
    そんなの、私が聞きたいぐらいなんだから!

    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

    ■番外編(下手くそなんだってさ編)■

  • ハリソン・フォード

  • ○推薦者:クリスティン・スコット・トーマス(ランダム・ハーツで共演)

    「今までの中でいっちばん下手!」
    そこまで言われるなんて、何をしたのか理由を聞きたくなってくる。
    歯で唇を傷つけたとか? 
    歯を磨いてなかったとか?





    パリでの記者会見。
    カメリアの形をしたオニキスの黒い指輪、プルミエールの時計はシャネル。(マンゴぷりんさん情報)
    おそらくロブがプレゼントしたもの。
    彼がくれたものだけを身につけてるんですね。乙女です。
    クリーム色のシャネルのドレスも似合ってます。
    ロブはますます目じり下がってる感じ。
    かわいっす。

    ■訂正:
    クリステンのドレスはシャネルではなく、J.Mendelというニューヨークのデザイナーのミニドレスだそうです。訂正します。
    ご指摘ありがとうございました。




    え?
    臭いのは想像つくけど、下手って何? 
    まさかキスじゃないでしょ?!

    このタイトルでもっと変な想像した奥さまお嬢様は教会に懺悔にいってくださいまし。

    ■“Twilight”の胸キュン・ドラキュラ。ロバート・パティンソンはかなりアレが下手。
    スチュワート曰く「パティンソンはかなりの運動オンチ」で、縄跳びをやったらとんでもなく下手、いや、下手というよりまともに飛べなかったのだそうだ。
    よって彼女が彼に付けたあだ名は “Flippy(フリッピー)”。それなりの技を見せなければならないシーンで、パティンソンはいつもドタッとコケては失笑を買っているそうだ。


    あー。縄跳びか。
    メイキングみたらシリアスなシーンで派手にずっこけたり、彼ハンパなくどんくさかった。
    そこがまたかわいいんだけど。

    縄跳びもだめなんだ。小学校の体育で苦労したクチだな。
    きっと跳び箱とかもだめだろうなあ。

    どうりで「彼にすがるふりして私が支えてた」とか17歳の女の子に言われるんだ。
    「私がついてなくちゃだめなの」と思われるが勝ち。

    ■本人も認める! ロバート・パティンソンはやっぱり臭かった
    「今履いているこのジーンズも実は2、3日履きっぱなし。でも上は変えてる、さすがに何日も同じシャツだと臭いから。それでも他人からみたら、僕は不潔な部類に入るだろう。自分でも自覚してる」。


    がはははっ(笑いすぎ)
    それにしてもブ●ピにしてもキ●タクにしてもこの人にしても、世のモテ男ってどうして「クサイ」という噂をささやかれるのか(笑)

    ロブの場合はメディアをからかう場合があるので、本人自らというのは眉につばして聞かなくちゃいけないと思ってるけど、ディテール細かすぎるんですけど。
    次の日見た時に同じ服着てたこと、そういえばあったような・・・・。

    でもいくら頭洗わないとかそういう噂があっても(私はそれはナイと思ってるけど)本当だとしても彼を好きな子なら「私が洗ってあげるからいいの!」と思っちゃいますよ。ね?

    ロブ様、クリステン・スチュワートと米誌でラブラブ撮影
    [eiga.com 映画ニュース] 主演最新作「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(11月28日公開)のプロモーションで来日し、11月3日のファンミーティングで女性ファンたちの大歓声を浴びたロブ様ことロバート・パティンソン。彼と共演者で交際が報じられるクリステン・スチュワートのロマンチックなファッション写真が、米女性誌ハーパース・バザー12月号に掲載された。
    パティンソンが黒いロングドレス姿のスチュワートの前にプロポーズするように跪いて、手にキスしようとする場面や、寝そべった2人の周りに真紅のバラが敷き詰められたもの、バイクにまたがるパティンソンにスチュワートが後ろから抱きつく様子など、ファンが身もだえするような美しい仕上がりになっている。
    米バニティ・フェア誌12月号にも登場しているパティンソンは、婚約説までささやかれたスチュワートとの関係について否定。「僕がどう答えようと(タブロイド紙の報道は)変わらないよ。僕が海外で(クリステンから離れて)仕事をしている時だって、『こっそりデートしてた!』なんて書かれるんだ。『どこでだよ? 僕はホテルから一歩も出られないんだぞ』って思うね」と投げやりにコメントしながらも、スチュワートは若手の中では群を抜いて素晴らしい女優だと語っている。

    「ロブ様」って誰がつけたのか知らないけど、気持ち悪いからやめてほしいんだけど。
    記事を担当した記者さんが話してる動画付。
    まだふたりは「つきあってる」とは一言も言いません。残念!

    ソース:Harper’s Bazaar


    今さらこんなこと言うの恥ずかしいんだけど、ディズニーアニメが好きです。
    そこで今楽しみにしてる映画を挙げてみました。

    ■”The Princess and the Frog” 『プリンセスと魔法のキス』

    http://us.imdb.com/title/tt0780521/

    日本では来年春公開。
    グリム童話の「かえるの王さま」のディズニー映画化。
    ディズニー映画ってことはお姫様がかえるを壁にたたきつけるところはナシだろうなあ。

    主役の声は『ドリーム・ガールズ』の一番ちっこい人アニカ・ノニ・ローズ。
    地味な役柄だけど恥じらうところが可愛かったあの人。
    相手役はテレンス・ハワード?男前ですな。歌もうまいし。
    まさか『NIP/TUCK』のコスタ先生やってた人が相手役じゃないよね?(怖いよ!)

    (追記)
    テレンス・ハワードは父親役の声で、相手役はコスタ先生(@『NIP/TUCK』)のブルーノ・カンポスでした(ああ



    ■Rapunzel

    http://us.imdb.com/title/tt0398286/

    グリム童話『ラプンツェル』
    原点は妊娠しちゃったりして、きわどいお話です。
    アニメではそこまでいかずに「恋人ができた」くらいにするんでしょう。
    (じゃないとなんか気まずいじゃないですか。こどもをつれて行く親の方が)

    ヒロインの声はマンディ・ムーア。



    そして王子様はね、なんと『クリミナル・マインド』の天才プロファイラーDR.リードことマシュー・グレイ・ギュブラー!
    これがいちばん楽しみだな。いや、声だけなのはわかってるんですけど。
    歌はあるのかな?

    アメリカ版の声優さんはスターがやることが多いけど、実写でそのままその役をやれそうな俳優が多いですね。

    でも、日本版では「プロの」声優でお願いします。
    タレントさんじゃ演技力とか見劣り(聞き劣り?)しちゃうんだもの。
    頼みますよ。まじで。

    (追記)
    公開された映画を見たらマシュー・グレイ・ギュブラーはみじんも出演してませんでした。
    わざわざリンクはってるところ見ると、製作段階では名前があったはずなんですけどねえ。
    IMDBでは製作段階の映画は主役以外の役柄の大小はよくわからないことがありますから、ちょい役で編集段階でカットされたとか?

    ここを読んでマシューの声を楽しみにしてた方がいらっしゃったらごめんなさい。


     もし、自分のこどもが余命いくばくもないような、重い病気になったら?

     親ならなんだってするはず。こどもを救うためなら。

     もし両親も、幼い長男もドナーになれないとしたら?遺伝子操作でドナーになりえる、別のこどもを生むことだってきっとする。

     キャメロン・ディアスが初めて母親役を演じた映画。
     看病のために仕事を辞めてかかりきりになった母親らしく、ほとんどノーメイク(に見える状態)で演じている。
     『ベスト・フレンズ・ウエディング』(1997)、『メリーに首ったけ』(1998)以来ラブコメの女王として君臨してきて、30代後半にして母親の役にシフトするときがきたけど、ちょっと感心した。

     いっぱいいっぱいなところのある母親で「熱演」だが、「やりすぎ」にはなっていないのである。
     普通なら「泣いたりわめいたり」というところで、ここが見せ場とばかりに「私女優よ」演技したがるだろうに。
    (映画としてのバランスを壊すほどやりすぎてしまった例として『アイ・アム・サム』のミシェル・ファイファーを思い出してほしい)

     キャメロン・ディアスだけでなく、夫のジェイソン・パトリックもはじめていいと思った。



     次女役のアビゲイル・ブレスリンちゃんも、長男役のエヴァン・エリングソン(CSI:マイアミのホレイショの息子役)も好演だけど、この映画の白眉は長女ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァ。

     ソフィア演じるケイトが「みんなあたしを見る。醜いから」と泣きだせば見てるほうまで本当に悲しくなってきて、反対にこの子が笑うと観客も微笑んでしまう。
     TV「ミディアム」の長女アリエル役でも知られる1992年生まれのソフィアはお芝居が上手っていうだけじゃなくて、観客の心をつかむ術を知ってるから。

     白血病のケイトが病院で知り合う抗がん剤仲間の男の子とのはかない恋は初々しくて、そして切ない。
     いつのまにかこんなに大きくなっちゃったのねえ。

     ずっと守られる側だった娘は、母親を抱きしめて慰める。母と娘の役割が逆転したとき、私は映画の中の母親と同じように泣いてしまった。


    ■追記:
     判事役のジョーン・キューザックが素晴らしい。
     娘の名前を出された途端にぶわっとあふれる涙でこのキャラクターの「決壊した感じ」が伝わってくる。
     コメディをやれる人はなんだってやれる。

     撮影当時15歳で本当に頭を剃ったソフィアは実生活でキスしたことがなくて、この映画でのキスシーンが「人生ではじめて男の人にキスする瞬間」だったそう。(eiga.com)
    キャー!

     しゃぼん玉はケイト(ソフィア・ヴァリジーヴァ)の象徴。
     日本の童謡とも共通するイメージに驚く。


    『私の中のあなた』公式サイト

    ここがふたりが泊っているというバンクーバーのシェラトン・ウォール・センター・ホテルのベッドです。
    (画像を見つけてくれたやしのみさんに感謝です)
    ソース:【シェラトン・ウォール・センター・ホテル】



    「サウスタワー2ベッドルームスイート」というのと同じタイプでしょうか?

    二人は、1泊850ドル(約7万6,500円)するスイートルームが複数あるシェラトン・ウォール・センター・ホテルの34階を借り切っているらしい。
    「二人はドアでつながっている2つのスイートルームに滞在し、3つ目のスイートで週末や撮影が終わった後に大型の薄型テレビでブルーレイ映画を観たり、音楽を聴いたりしている。それぞれの部屋は床から天井までが窓になっていて、大きな薄型テレビやシャンデリアが備え付けてあって、風呂もジャグジーになっている。何よりもいいのは、このフロアにはこの階だけの執事と警備員がいること。ロバートとクリステンはプライベート・エレベーターに乗って、警備員とゲート付きのガレージから撮影現場と部屋を行き来している」と関係者はイギリスのモア誌に語っている。

    ソース:http://www.cinematoday.jp/page/N0020330

    2ベッドルームだったらリビングからふたつのベッドルームに続いてるってことだから、「ドアがつながっている二つのスイート」という表現に納得なんですけど。
    ワンフロアぜんぶ借り切ってるってことはどこの部屋でも使い放題?

    寝室がいくつあったってどうせひとつしか使わないでしょ。

    そして、参考までにここがMTVムービーアワードの後にふたりで泊っていたLAのチャーリーホテルです。
    バンガロータイプの、超豪華ホテル。
    みなさん、このベッドが現場です(爆)

    (協力:マンゴぷりんさん)
    ソース:[The Charlie Hotel]



    あれ?
    なんかキャサリン・ハードウィック監督の自宅の、あの例のキスオーディションが行われたベッドと似てません?
    白いベッドカバーが好きなだけ?





    「ハリー・ポッター」ボニー・ライト、ハリポタ共演の若手注目俳優と熱愛? – シネマトゥデイ

    ハリーの恋人になるロンの妹ジニーちゃん(ボニー・ライト)は実生活では闇の魔法使いのジラート・グリンデルバルド(ジェイミー・キャンベル・バウアー)が好き。

    ハーマイオニー役のエマ・ワトソンちゃんはその昔はドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)が好きだった。(実生活ではすごく好青年らしいです)

    エマたんは夏ごろの記事でセドリック役のロバート・パティンソンのことを「すごくかっこよくて女の子みんな騒いでた」と言ってました。

    ・・・えーと。
    誰もロンやハリー(ダニエル・ラドクリフ)の話をしてないのが笑える。
    エマたんはロン(ルパート・グリント)とキスシーンを演じた時
    「近親相姦みたいで超気まずかった」とか「目を開けたら大爆笑しちゃった」とか言ってたなあ。
    ルパート君はエマたんが好きだったと語ったばかりだったのに。

    えーと。女の子にとっちゃロンもハリーも身近すぎて「男」だと思えなかったのかも。
    10代の女の子にとっては同じくらいの年の男の子はこどもすぎて恋愛対象じゃないものね。
    (マルフォイは例外だったみたいだけど)



    セドリック(ロバート・パティンソン)の魅力に浸りたい方には下をどうぞ。
    (マンゴぷりん探偵に感謝です)

    4年前に映画館で見た時は、まさかこの男の子にはまるとは思わなかったわ。



    「デスパレートな妻たち」のジェシー・メットカーフ、激しいラブシーンで興奮し過ぎた過去を告白 – シネマトゥデイ


    ジョン、年くったなー。彼今年で31歳なんですね。
    17歳の芝刈り少年を演じてたのはほんの数年前なのに。(純潔クラブにも入ってる設定だった!)

    ベッドシーンで興奮なら他にもたくさんいるんじゃないかなー。
    言わないだけで。

    中にはキスシーンだけで(しかもオーディションで)熱をいれすぎちゃって相手役の女優がびっくりした人とか、撮影中ベッドから落ちた人いたしねえ。
    興奮しすぎてベッドから落ちたのか、自分で「やばい」と思っておちてごまかしたのか不明。

    「これはPG13の映画なのよって少し落ち着かせなくちゃいけなかったのよ。想像してみて」と最近、監督がばらしてた俳優さんです。
    ・・・ほんとに想像してもいいんですか?(マテ)

    ほら。『トワイライト』のロバート・パティンソン。
    キスシーンだけなのに、ものすごかったですよね。

    そのかいあって
    「今までいろいろキスシーンは見てきたけど、あんなの見たことない!」という映画になり大ヒット。


    ↓サントラ未収録曲。本編から削除されたシーン、フィルムテストのシーンが含まれています。キスシーンも一瞬あるけどこれは使われてないバージョン。

    エバーラスティング 時をさまようタック [DVD]

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    ■■■『エバーラスティング 時をさまようタック』2002年
    公式サイト

    昔、古本屋で見つけた『キャンディ・キャンディの謎』という本に「キャンディはアンソニーとテリィのどちらが本気だったか」ということが書いてあった。

    その答え「12の恋と16の恋は違う」

    つまり答えはテリィ。
    だってアンソニーを好きだったのは12歳だったのに対して、テリィに恋をしたのは16歳だったんだもの。
    本には書いてなかったけど、女の子は後から好きになったひとが一番好きなんだしね。
    (別名:上書き理論)

    現実問題として、16歳の恋は性的なものがからんでくるし。
    それ以来「12の恋と16の恋は違う」というフレーズは私と友達の間だけで通じるジョークになった。

    『エバーラスティング 時をさまようタック』は山崎まどかさんの著書『ときめきのガールズ・ムーヴィ 女子映画スタイル』で「すべての女子に潜む「12歳のハート」を直撃する極上のディズニー・ファンタジー」と書いてあったので見ました。

    主演のアレクシス・ブレデル(『ギルモア・ガールズ』)は少女マンガのヒロインにぴったりな清楚な愛らしさだし、相手役の「永遠の17歳」ジョナサン・ジャクソンはローティーンの(特に日本の)女子が思い描く王子様にぴったり。

    ただひとつ、原作の少女は10歳くらいなのに対して映画のほうは15歳の少女なんですよね。
    ティーンにしたぶん、恋の場面が甘くなってきます。
    ヒロインのウィニーに迫られる決断をめぐって、この映画をみた女の子の間で意見が分かれそう。

    これはすごくまじめに作られた少女マンガ映画だと思う。
    女子にはすごく受けるけど、男子には受けなさそうなところもローティーン向けの少女マンガっぽい。

    私が「少女マンガ映画」というときは褒めてると思ってもらっていいです。


    ●気になったこと●
    「永遠の命」を持つ17歳の美少年との恋。
    森の奥に住む「不老不死」の一家。
    そして少年と共に「生きる」かどうかの選択を迫られる少女。

    草原で遊ぶふたり、草原で寝ころぶ少女。
    そして高い所から森の大自然を見せる少年。
    はじめてのキス。

    ・・・・・はい。何かを思い出しません?

    この映画は2002年。
    永遠の命を持つ17歳のヴァンパイアと人間の少女が草原で寝ころんでいる夢をアメリカの主婦ステファニー・メイヤーがみたのは翌2003年の6月です。
    その夢をベースにステファニー・メイヤーは小説『トワイライト』を書き始めました。

    『エバーラスティング 時をかけるタック』の原作本は1975年発売の児童文学だから少なくともそっちは知ってたかもしれませんね。

    原作本の翻訳者小原亜美さんによると「『トワイライト』は世界中の女子魂に火をつけた」んですもの。
    女の子の心が震えるものはいつだってそんなに変わりはないんです。きっと。

    ●『エバーラスティング 時をさまようタック』予告編 2002年