1985年に本国イギリスより早く、日本とイタリアでヒットしたアイドル、それは「エイス・ワンダー」
兄のバンドで歌い踊るボーカルのパッツィ・ケンジットは子役出身で、1985年当時17歳。
60年代のマリアンヌ・フェイスフルやブリジット・バルドーぽいファッションと微妙にあってない80年代風太眉と濃いアイシャドー。
PVは80年代風スチャラカ・サウンドですが実はこの曲大好きで、持ち歌です(あああ)
「ねえ、あなたのそばに誰かいるの? そのひとあたしより年上? 仲いいの?」
みたいな歌詞は若い子しか歌えない歌詞だわ。
(もうカラオケで歌うとキツいわ・・・)
1986年の映画『ビギナーズ』(出演したのは歌手デビュー以前)は失敗作だと思うけどパッツィの歌うこの曲は好き。
「あたしはぜんぶ手にいれるの。邪魔しないで。どっちみち止められないんだし。あなたのことは好きだけど、もうお別れ」
と歌う「Having it all」は60年代ファッションがはまってめちゃめちゃかわいい。
「Having it all」というのは女性誌コスモポリタンの編集長の自伝のタイトルにして、女の本質。
ヒロインのとる手段はどうかと思うけど。
パッツィは3年ほどでバンド活動をやめ女優に専念し、1989年に『リーサル・ウェポン2/炎の約束』でメル・ギブソンの恋人役をやってるがその後はオアシスのリアム・ギャラガー含む3度の離婚と4度の結婚で、仕事よりも恋愛遍歴のほうが有名なんだそうである。