前回別枠にしたミュージカルとアニメーションの恋愛映画編。
2位以下の順位はあんまり関係ないかも。
1位 『美女と野獣』1991
音楽アシュマン&メンケン
アニメーション史上ただひとつ、アカデミー賞作品賞候補になった映画。(注)
(長編アニメーション賞が創設されるきっかけになったので候補になったのはたぶんこれが最後)(注)
実写と含めても一位を争うくらい好きな恋愛映画。
ヒロインのベルが本好きで村では「変わり者」扱いというのがいい。
◆追記:
この記事を書いた後、『カールじいさんの空飛ぶ家』が2010年に行われた第82回アカデミー賞で、1991年の『美女と野獣』以来2度目の作品賞ノミネートを果たした。
2位 『WALL・E/ウォーリー』2008
音楽はトーマス・ニューマン。
主題歌はピーター・ガブリエル
真っ白でおっかないイヴに捧げる純愛が泣ける。
ウォーリーくらいすてきな男の子はいない。
3位 『サウンド・オブ・ミュージック』1965
音楽ロジャース&ハマースタイン
すべての曲が名曲。
失恋した長女にマリアが「また新しい世界がはじまるわ」とあっさりいうのでこどものとき「え?」と思ったが後に本当にその通りだと思った。
4位 『王様と私』1956
音楽ロジャース&ハマースタイン
基本的にはアジアを見下してる女性の話なのでちょっとどうかと思うところはあるけど曲の美しさは格別。
5位 『ウエストサイド物語』1961
音楽レナード・バーンスタイン
「ロミオとジュリエット」のモンタギュー家とキャピュレット家を(白人の中では差別されてる)ポーランド系とプエルトリコ系の若者グループの抗争にした脚色は見事。
憎しみに引き裂かれる若い恋人たちのお話。
すべての曲が美しい。
6位 『ムーラン・ルージュ』2001
エルトン・ジョンやマドンナのヒット曲をこれでもかともちこんで舞台は19世紀後半。
きらびやかすぎて目がまわる。
当時の世界最高の美女だったニコール・キッドマンとユアン・マクレガーが歌い踊る。
ユアンの歌う「僕の歌は君の歌」は最高のラブソング!
7位 『ヘアスプレー』2007
音楽マーク・シェイマン
1988年のジョン・ウォーターズ監督の『ヘアスプレー』が舞台ミュージカル化されてそれを映画化。
トラボルタ演じるママがキュート。
ふっくら娘トレイシーもかわいいけど友達のペニーちゃん(アマンダ・バインズ)が
「あたしの彼は黒人よ!」と叫ぶところに感動。
1962年のあの時代にそんなことを宣言することがどんなに大変か。
8位 『リトル・マーメイド』1989
音楽アシュマン&メンケン
カリプソっぽい音楽は楽しく「あの世界に行きたいの。あのひとの世界に」という意味のことを歌う人魚姫アリエルの歌はすごい。
原作のラストを変えてるのでひっかかったけど曲がすばらしいのですべておっけー!
(噂では女の子に「アリエル」という名前をつけるのがはやったのはこの映画の影響らしい)
9位 『魔法にかけられて』2007
音楽アラン・メンケン
アシュマンを亡くした後、メンケンはスティーヴン・シュワルツとコンビを組んだ。
よくみると『リトル・マーメイド』ぽい音楽があったり、声優さんも出演している楽しい作品。
「ウエストサイド物語」や「メリー・ポピンズ」に出てたダンサーがおじいさん役で出てたり、ハリウッド・ミュージカルの財産を引き継いでいる。
かわいくて楽しい!
10位『マイ・フェア・レディ』1964
音楽アンドレ・プレヴィン
中学生のとき毎日見てた。
そのくらい大好き。
「スリッパはどこなんだ」というのが愛の言葉というすごい映画。
(記憶ではそうだったような)
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あとは気分次第でいれかわる好きな映画
●『千年女優』2002年
日本もの。今敏監督。
相手の男性の顔が最後まではっきり映らないところがミソ。
「追いかける私が好き」という台詞はちょっと違うけど『アデルの恋の物語』を連想。
千代子が演じた役と彼女自身がリンクしていくのが楽しい。
●『アラジン』1992年
音楽アラン・メンケン
魔法の絨毯で世界一周!
魔法のランプから出てくるジーニー!
なぜかジャック・ニコルソン他の物まね付!
ロビン・ウイリアムスが声優のときの芸はやっぱりすごい。
●『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』1986
アシュマン&メンケンのブロードウェイ・ミュージカルの映画化。(元は60年代のホラー映画)
50年代から60年代のガールポップだったり、白人男子ポップだったり、R&Bだったりいろんな種類の音楽を聴ける。
さえない男とオードリーのバラードはリリカル。
サドの歯医者スティーブ・マーティンは最高!
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