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原題: THE PROPOSAL

そういえば、ちょっと前に見たんだけど書き忘れてた。

『男と女の不都合な真実』のときにも書いたけど、ラブコメがいちばんしっくりくる女優というのは20代後半から30代半ばぐらいだと思う。
たとえばメグ・ライアンは40代にさしかかるあたりで失速したし(あれはスキャンダルがからんでるが)たいていの女優は30代後半からのラブコメは急激にきつくなってくる。
『恋愛適齢期』のダイアン・キートンは例外として。

サンドラ・ブロックは45歳にしてまだロマンティック・コメディに踏みとどまってる。
これはけっこうすごい。
コメディに必要なのは運動神経、もしくはリズム感。反射神経といいかえてもいい。
サンドラにはもちろんある。

「かわいい女の子」というよりも個性派だったのが幸いして40代の、仕事一筋でまわりから嫌われてるキャリア・ウーマン役をやってもすんなりくる。

相手役のライアン・レイノルズって実生活でスカーレット・ヨハンソンの旦那なんだけど、弾まなくて、下手じゃないんだけどどこがいいのかわからない俳優さんだった。
ライアン・レイノルズの母親役にメアリー・スティーンバージェンが懐かしくて、おばあちゃんの役がベティ・ホワイト(最高!)

姑と大姑(?)がサンドラ・ブロックを連れて「町でただひとりの男性ストリッパー」のショーに連れていくところと怪しげな先住民の踊りで孫の結婚を祝うおばあちゃんが楽しい。

サンドラ・ブロック、ちゃんと脱いでがんばってるし、おもしろい役者さんも出てるのに、イマイチ笑えなかったなあ・・・と思ったら『幸せになるための27のドレス』の監督アン・フレッチャーだった。
あー。やっぱり。ラブコメなのに後味悪かったもんね。あれ。

監督の腕も疑問符はつくんですが、この映画の最大の欠点は
ライアン・レイノルズとサンドラ・ブロックは物語の中で愛し合わなくちゃいけないのに、魅かれあってるようにはぜんっぜん見えなかったことだ。

要するに、ケミストリーがないってやつ?
見てて、ときめきがないんですよねー。

■追記:
40代女性がずっと年下の男の子を得る話といったら最近の流行り?
最近はサラ・ジェシカ・パーカーもがんばってるから、ラブコメ(?)をやる女優の年齢の範囲は上がりつつあるかも。

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