カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]
販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
「冷血」はまだ最初のほうしか読んでないのでまだ一人も死んでませんがその本を書いた時の舞台裏を描いた映画をみてきました。
作家というのは人の不幸はみんなネタだと思ってるところがあります。
「かわいそうに」なんていいながらこれをどう人に聞かせよう、どう書こうなんて思ってる人種です。
トルーマン・カポーティもその一人です。
一家4人惨殺事件を調べながら捜査官本人や家族に気に入られ、町の人たちにとりいります。
そして、その人が心を開いて「実は…」と話しだすと
密かににんまりするのです。
まだ犯人も捕まってないうちから、
「記事にするのはもったいない。本にする」
と編集者に宣言してしまいます。
トルーマンは、はじめてあった人にも「これ高級品よ」と身につけてるものの自慢をし、友達にあうと、この服どう?と言わんばかりにくるっとまわる大変なナルシシストでした。
だが彼には特技がありました。
若いときから文壇の寵児だっただけあって大変人にとりいるのがうまかったのです。
彼の家庭環境もあまりよくなかったので、それを話し、犯人グループの一人ペリーの病気を看病し、弁護士をつけて信頼されます。
後は彼の思うままです。
終始ぺちゃぺちゃした裏声のおかま口調で演技したフィリップ・シーモア・ホフマンがやっぱりよかったです。
女友達のネル・ハーパー・リー(アラバマ物語の作者)役のキャサリン・キーナーも。
あ。フィリップ・シーモア・ホフマンはゲイの役多いけど実際はストレートだそうな。
この人実はレオナルド・ディカプリオに似てるんですよね。
映画みてて驚いちゃったですよ。
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