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NHKで放送してたテレビシリーズは原作の3作目からを使ってるのでウォルナット・グローブに移住してからの物語ですが、これはまだ父さんと母さんがミネソタからカンザスに移住するときを描いています。
全3話のミニシリーズです。

旅の途中、凍った湖にはまりそうになったり、馬の脚がおれてこどもたちの見てないときに殺さなくちゃいけなくなったり、
深い川を渡ったりいろいろな苦難が襲います。

カンザスにつくとそこはだれもいない土地ではなく先住民がすぐそばにすむ土地でした。

木を切って丸太小屋を作ったり、井戸を掘ってて死にそうになったり、開拓民の苦労がてんこもり。

「飴は(買えないから)おいていきなさい」と母さんに言われてしょんぼりしてる子どもたちに「今日は女の子に飴をあげる日なんですよ」といってくれる雑貨屋のおじさんがいたり小さな娘たちに大人が優しくしてくれるのがほのぼのします。

先住民は怖いとまわりは言うけれど、父さんは
「いい人も悪い人もいる、おんなじだよ」と言います。

後半、先住民が襲ってくるかどうかというのがサスペンスになってます。
ってこれ、原作にもあるの?

時代的には「風と共に去りぬ」の戦後と同じくらい。
「コールドマウンテン」よりも後。
だから「先住民よりも兵隊くずれがうろうろしててそっちのほうが怖い」という台詞もリアルです。

父さんどっかで見た事あると思ったらビバヒルでドナの恋人役で出てましたよね。
母さんも若くてきれいだし、見知らぬ男がくるたびに微妙な緊張感が走ります(コラ)。

一番近くの町が汚い男たちと売春婦ばかりというのでせっかくカンザスについても父さんも母さんも失望しています。
こども番組なのにそのへんもきちんと描いています。

開拓者は先住民を追い出した形になってるという暗い側面もちゃんと描いてるし、黒人のいい人も出てくるしどの人種がみても満足できるように出来てます。
(「風と共に去りぬ」に出てくる黒人描写に比べると格段の違い)

http://www.wowow.co.jp/drama/little_house/

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