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さようなら




最初に好きになった海外の映画スターはポール・ニューマンとロバート・レッドフォードだった。
テレビでみた「スティング」と「明日に向かって撃て!」の影響だ。

「明日に向かって撃て!」のブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)は、神経質気味なサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)を
「・・・ったく、ケ●の穴の小さい男だぜ!」
と茶化し、学校の先生エッタを自転車のハンドルにのせてえっちらおっちらペダルを踏み、そこにバート・バカラックの「雨にぬれても」がかかる。
最高にロマンティックだった。
「好きな男の子の自転車にのせてもらう」という夢を長いこと抱いてしまったのはきっと彼のせい。

「スティング」では本当にスーツが似合う、美しい男だった。
当時の彼はもうすでにおじさんだったけど。
小学生のころから若干「おじさん」気味のほうが好きだったのも彼のせい。

粋でやさしくて、頭がよくて、自分を笑うセンスをもってる、映画の中の彼は理想の人だった。
きっといまでもそう。

さようなら。ご冥福をお祈りします。ハンサムさん。



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