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『ミーン・ガールズ』

ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(2006/09/08)
リンジー・ローハンレイチェル・マクアダムス

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「いい?クソ野郎には二種類いてね、ひとつは意地悪をするくそ野郎と、もうひとつはそれを黙ってみてるやつよ!」(記憶で書いてます)

学生時代の女の子グループというのはやっかいである。
仲がよさそうでいて、実際は小馬鹿にしていたり、陰口の発信元だったりする。

意地悪女レジーナ(レイチェル・マクアダムズ)は嫌な女だけど、みんな彼女に憧れてそばにいたがる。
それは元彼に
「あの子は意地悪なところもあるけど、それだけじゃないんだよ」
と言わせることでもわかる。

いっぽうのケイディ(リンジー・ローハン)は「レジーナは嫌な女!」といいつつ仲間面して復讐の機会を狙う女である。

普通なら意地悪女に仕返しした時点で終わるんだけど、これは仕返しするためにいろいろ謀ったヒロイン側も
「結局あんたも嫌な女じゃん」というところまで描いている。

そう、「やられた」と目を見開いたあの意地悪レジーナはかつてのケイディなのである。

「変な服」「でぶ」
そんなことを言って他人を見下しても、数学の答えがわかるわけじゃない。
他人を貶めるのは自分の居場所を確保したいから。
そうなんだけど、じっさい人の悪口って楽しいんだよね。

笑わせながらここまで踏み込んで描く作品はめったにない。

原作は「女の子って、どうして傷つけあうの?―娘を守るために親ができること 」という、親のための対策本。
それをコメディに脚色したのは(ペイリンの物まねで有名な)ティナ・フェイの功績。
傑作だと思う。

○TOHOシネマズの、トワイライト特集のものをいただきました。
とてもうれしい。



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