
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』という映画をDVDで見ました。
夫婦を演じるのはケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオ。
はい。そうですよー。『タイタニック』です。
『タイタニック』っていうたらあれですよ。船の先端ではぐはぐしてたら、それをのぞいてた船員が船を氷山にぶつけてしまうっていう、迷惑なカップル・・・いや運命のカップルですよ。
良家のお嬢ちゃんと貧しい画家で、アメリカに行きたい行きたい言ってましたね。
その二人は、この映画ではアメリカ人の夫婦です。美男美女。
男はみんなスーツ着て、帽子かぶって、電車にのってニューヨークに通勤するけど奥さんは専業主婦なんですね。
小さいこども二人いて、郊外の家。
時代は1955年なので、そのころの日本人からすれば夢の国ですよ。
この映画のキャスティングはわざとなんです。
誰もが知ってる恋愛映画のカップルを使って期待させておいて、嫌味としかいいようのない映画をとるっていう。
『タイタニック』で親切なおばちゃんを演じてたキャシー・ベイツまで出て俗物おばさんを演じています。
ところどころで、『タイタニック』みたいなカットをわざといれてるんですよ。
車のシーンとか、(削除されてるけど)レオが後ろから抱きしめるところとかね。
旦那はねー。いい男だし結婚前はかっこよかったんですよ。
でもね、こどもできたとたん落ち着いちゃって、サラリーマンやって、それもわざわざ「仕事が嫌いだけど我慢してる」っていうのを隠しもしない男でね。
これは私の意見だけど、自分の仕事を嫌いな男ぐらい魅力のない男はいないわねえ。
いえ、いい父親ではあるんですよ?
他人の目から見ると申し分なくても、専業主婦の奥さんは閉じ込められたような、それはもういやーな感じになってるんです。
(ちゃんと家の窓は格子状ではめ殺しになってる!)
たいていの女は同じこと言うだろうけど、女が怒ってるときに理由を問い詰めようとしちゃだめですよ。
「そんなこと言わないとわからないの?ばかじゃないの!」とか言われてよけい怒るのがオチだし、いちいち論破していったら女はしまいには「あんたなんか死んじゃえ」みたいな顔しますからね。
男が提示しようとする解決法もアドバイスも、大きなお世話でしかないんですよ。言いたいことはそういうことじゃない、と。
それからね、男はわざわざ自分に都合の悪いことを申告しちゃだめ。
「なんでわざわざそんなこと言うのよ!」
理由を聞いてるんじゃなくて、申告したことにたいして怒ってたりね。
これ、本当に「そうそう!」とうなづいちゃいますよ。
「さわらないでよ!さわらないでったら!叫ぶわよ!本当に叫ぶわよ!ぎゃああああああっ」と叫んだ後のケイトの「へへっ」みたいな顔とかね、家の外にがーっと飛び出していって「ついてこないでよ!」とか覚えのある人も多いんじゃないでしょうか。
家の外に出て行ったものの、結局家のまわりをぐるぐるしてるだけで入っていきずらい感じとかね。
それだけ大げんかしたのに、翌朝ケイトがおだやかなので旦那が顔色伺いながらおどおどしてるところとか、奥さんが本当は興味ないのに仕事のこととか聞いて、旦那がうれしそうにしてるところをちらっと観察してたりね。
こういうところは本当にうまいなーと感心しました。
それでもね、この映画はホラーみたいなんですよ。
何気ない動作の一つ一つが、よくわからないけど怖いっていう、久しぶりに目が離せない感じがありました。
精神障害があって「言ってはいけないことでも全部言ってしまう」マイケル・シャノンとか、うまい役者さんも出てるんで見応えありました。
ケイト・ウィンスレットの(当時の)旦那のサム・メンデス監督は本当に一流監督だと思いました。女優脱がすのうまくてエリア・カザン監督の孫娘ゾーイ・カザンまで脱いでるし。
(ケイトは脱ぎません)
まあ、この映画を撮ってるあたりからケイトとサム・メンデス監督の夫婦仲は怪しくなっちゃったらしいですよ。
さもありなんと思うような内容です。
恋愛ドラマでもホームドラマでもなく「シャイニング」みたいな話ですから。

リンク: サンドラ・ブロックの夫に浮気疑惑!急きょサンドラはロンドンプレミアを欠席 – シネマトゥデイ.
「オスカーをもらうと別れる」というのは昔からささやかれています。
それは俗に「ジンクス」と言われます。
まあ「ジンクス」ですから、あたったりあたらなかったり。
でも高確率で別れちゃうんですよね。
ジンクスというより「呪い」って感じで。
ほらリース・ウィザスプーン&ライアン・フィリップとか、ヒラリー・スワンク&チャド・ロウとか、式に出たときはラブラブだったのに受賞後すぐ別れちゃったカップルとかすぐ思い浮かぶでしょう?
今離婚問題が起こってるケイト・ウィンスレットの受賞も1年前だし。
じゃあ受賞を逃したら別れなかったかというと、そうでもないような気もします。
なんたってハリウッドですから。
↓授賞式の直前にもジンクス絡みの記事がありますが、かなりこじつけっぽいのも混ざってます。
リンク:
オスカーナイトのジンクス?授賞式から1年以内に破局したカップル10組
サンドラの場合は受賞してまだ2週間も立ってないのに、こんなに早く問題が表面化するとは思いませんでした。
ここも仲よさそうだったんですけどねえ。
「予想外の私的な理由により、『しあわせの隠れ場所』のプレミアのために渡英することができなくなりました。これにより、不便をおかけすることをお詫びいたします」という内容のコメントをサンドラは出している。
「予想外」なんて正直に書いちゃってるところも、深刻ですね。


リンク: ケイト・ウィンスレット、離婚の支えになったのはレオナルド・ディカプリオ – シネマトゥデイ.
ケイト離婚ならレオとくっついちゃえよと思った東の国に住む無責任なわたくし。
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」はケイトとレオのラブシーンを旦那のサム・メンデスが演出してて「さすがプロ」という状況でした。
この二人は昔から「親友」らしいですがなんで恋愛関係にならなかったんだろう。
やっぱりレオの女性の好みは「モデル」だから?
ケイトは美女だけどモデル体型とは違うから?
私は「友達→恋愛」という経験がないので、よくわからないけど「生理的に受け付けない」相手とは発展しようがないですよね。
キスもベッドシーンもあったけど・・・だめだったのかな?
「タイタニック」のときですら恋人うんぬんより姉弟にしか見えなかったわけだが。
フラウ買ってみました。
付録DVDがなかなか充実。
・『フリンジ』スペシャル・プレビュー版。『LOST』のJ.J.エイブラムスの最新作。
・『ゴシップ・ガール』第一話
・『プッシング・デイジー 恋するパイメーカー』第一話
・予告編いっぱい。

今ケーブル系チャンネルは解約してるのでみられてうれしかったです。
どれも見たかったんですよねー。
今年のベストシネマ16位に『トワイライト 初恋』ものってますよ。
選者のひとりが「とても好き」と告白してました。
ベスト女優はケイト・ウィンスレット。
やっぱりあの、こども二人ぐらい産んだ感じの体がいいんですよね!

サプライズはないんですけど、ジェームズ・マカボイとかアラン・リックマンが入ってるのがすごくいい感じ。
そうかそうかタムナスさん(ナルニア国物語)とスネイプ先生(ハリー・ポッター)はそんなにセクシーかい。
いや、私も好きだけど。
ロブが2位。本国なんだけど。
イギリスは若い子にはそんなに甘くないんですね。
驚きは女子の3位。
これ、ハーマイオニーだよね?
プレミアでのパンチラが効いたのか?(おい)
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■英誌が「セクシーな映画スター100人」を発表。男女第1位にサプライズなし
[eiga.com 映画ニュース] 英エンパイア誌が2009年版「セクシーな映画スター100人」を発表した。同誌サイトの読者がセクシーだと思うスターを男女それぞれ5名まで書いてオンライン投票するシステムで、約1カ月にわたる投票の結果、男女50位までが発表された。
女性部門の第1位に選ばれたのは、ミーガン・フォックス。同誌は、「コミックブックから抜け出してきたかのような完璧なルックスと曲線美に加えて、インタビュー等で見せる恐れを知らない態度が何よりセクシー」とその魅力を分析。フォックスは、男性誌FHMの「世界一セクシーな美女」にも2年連続で選ばれている。第2位はアンジェリーナ・ジョリーだった。
男性部門の第1位はジョニー・デップ。同誌95年度のセクシーな男性スターの第1位にも選ばれているそうで、14年経ってもその魅力は衰え知らずであることが分かる。「完全な2枚目なのに変わった役を好み、ジャック・スパロウのようなおちゃらけたキャラクターも難なくこなすところが万人の心を捉える所以」と評価された。男性第2位はロバート・パティンソン。
このリスト、10位以内にアラン・リックマンやヘレナ・ボナム・カーターなど渋めの名前があるところが英国らしい。また、ほとんど現役の俳優で占められたなか、女性部門ではマリリン・モンロー(15位)、オードリー・ヘプバーン(35位)、グレース・ケリー(40位)、男性部門ではポール・ニューマン(17位)、マーロン・ブランド(26位)、ジェームズ・ディーン(28位)、ケーリー・グラント(45位)ら往年のスターたちも変わらぬ強さを見せつけた。
▽セクシーな女性映画スターのトップ10
1位 ミーガン・フォックス
2位 アンジェリーナ・ジョリー
3位 エマ・ワトソン
4位 スカーレット・ヨハンソン
5位 ゾーイ・サルダナ
6位 ナタリー・ポートマン
7位 クリステン・スチュワート
8位 ミラ・クニス
9位 ヘレナ・ボナム・カーター
10位 ケイト・ウィンスレット
▽セクシーな男性映画スターのトップ10
1位 ジョニー・デップ
2位 ロバート・パティンソン
3位 ロバート・ダウニー・Jr.
4位 ブラッド・ピット
5位 クリスチャン・ベール
6位 ヒュー・ジャックマン
7位 ジョージ・クルーニー
8位 アラン・リックマン
9位 ジェームズ・マカボイ
10位 ジェラルド・バトラー
男好みの恋愛映画とはなんぞやと思ってた時にネタ専用の「お気に入り」フォルダにネタ発見。
すっかり忘れてた「名作25本」と一緒にお蔵出し。
■男がひそかに好きな恋愛映画、ヒュー・グラント作品が1位と2位に
イギリスのオンラインDVDレンタル大手LOVEFiLMが行ったアンケート調査
1位 『ラブ・アクチュアリー』(2003)
2位 『フォー・ウェディング』(1994)
3位 『タイタニック』(1997)
4位 『プリティ・ウーマン』(1990)
他TOP10内
「ティファニーで朝食を」(61)
「ダーティ・ダンシング」(87)
「ゴースト/ニューヨークの幻」(90)
「ブリジット・ジョーンズの日記」(01)
・・・だそうです。
よかった。全部見てる。イギリスの調査だからヒュー・グラントの出演作品多いですね。
いい作品に多く出てるというのもあるけど記事の中の「ロマコメ王子」という表現はどうよ。
そういう私も5月の日記で「女子映画界の3人の王子様」のひとりにあげてるけど。
それにしても『プリティ・ウーマン』が上位って意外。
あれっておもしろいけど14歳くらいの女の子が見て勘違いしたら嫌だなーという映画じゃない?
■最近25年間の恋愛映画の名作25本、第1位はあの大ヒット映画
●米エンターテインメント・ウィークリー誌が最近25年間(1983年以降)に製作された恋愛映画の名作25本を発表した。
1.「タイタニック」(97)
2.「ムーラン・ルージュ」(01)
3.「ONCE ダブリンの街角で」(06)
4.「ブロークバック・マウンテン」(05)
5.「眺めのいい部屋」(86)
6.「エターナル・サンシャイン」(04)
7.「恋人たちの予感」(89)
8.「ザ・エージェント」(96)
9.「プリティ・ウーマン」(90)
10.「メリーに首ったけ」(98)
11.「シザーハンズ」(90)
12.「ロスト・イン・トランスレーション」(03)
13.「ダーティ・ダンシング」(87)
14.「ゴースト/ニューヨークの幻」(90)
15.「愛と哀しみの果て」(85)
16.「アメリ」(01)
17.「セイ・エニシング」(89)
18.「月の輝く夜に」(87)
19.「天国の口、終りの楽園。」(01)
20.「花様年華」(01)
21.「イングリッシュ・ペイシェント」(96)
22.「シド・アンド・ナンシー」(86)
23.「ウェディング・シンガー」(98)
24.「ピアノ・レッスン」(93)
25.「美女と野獣」(91)
『タイタニック』きたー!(笑)
わりと妥当というか、選ばれそうな作品がきてます。
私が選ぶなら違うものになるだろうけど。
数えたら5本見てない。
DVDレンタル100円キャンペーンのうちに見ておくか。
「ダーティ・ダンシング」って日本ではあたってないせいかこれを好きだというのはあまり聞かなくてひとりで叫んでたような気がしてたから嬉しい。
「恋人たちの予感」にはすごく影響を受けたからもっと上位でもいいな。
この映画って10代のうちに見るべきだと思う。
これを言ったら女にばかにされる男の発言というのをきっちり描いてるのはこの映画くらいしか思い浮かばない。
(おすぎはメグ・ライアンがアイスクリームの前でやったあのシーンの意味を全然わかってなかった。衝撃だった。評論家を名乗っててもやっぱり男なんだ)
キャメロン・ディアス&ジュード・ロウのところは正直イマイチでケイト・ウィンスレット&ジャック・ブラックのほうが好きだった。
ジャック・ブラックのほうがつきあってて楽しそう。
ラストにかかるアレサ・フランクリンの曲は良かった。

劇場に3回見にいって原作も読んで、劇中で少年が朗読する本まで読もうとしてるというKさん(同僚女性。ずっと年上)に会ってふたたびあの映画のことを語り合ってしまいました。
注意: 見た人同士で話してるのでネタに触れているかもしれません。
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いつもやってる役を逆にしたような、普通(というよりダウナー寄り)の男のジム・キャリーとちょっとぶっとんだ女の子をやったケイト・ウィンスレットがよかった。
この脚本家の映画はどこに着地するのかわからないライドに乗ってるよう。
天才なのか奇人なのか。たぶん両方。
もう一回見たかったのに期日がきて返却しちゃった。
マーク・ラファロとかキルスティン・ダンストとか妙に豪華な脇役だと思ったらちゃんと見せ場あり。
イライジャ・ウッドがあんなかわいい顔してパンツ盗ってた。どんびき。
フロド! そげな悪か子に育てた覚えはなか!(育ててない育ててない)